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祝!ボブ・ディラン ノーベル文学賞ついに受賞!
ついに!ついに!ついに!
ようやく!ようやく!ようやく!
わが敬愛するボブ・ディランが、ノーベル文学賞を受賞しました。
NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161013/k10010728991000.html
高校一年生のときに「Like a Rolling Stone」に出会って以来、
私の人生はボブ・ディランの音楽から大きな影響を与えつづけられていますが、
世界の音楽界とアメリカ文化にも大きな影響をあたえたとして
今回の受賞となりました。
何年も前からノーベル文学賞の候補になりつづけていましたから
ついに、ようやく、という感慨です。
個人的には、そのボブ・ディランの影響を受けてなされたこと、
生み出された作品の影響もはかりしれないものがありますから、
音楽界、文化の面にかぎらず、「世界に大きな影響をあたえた」
と表現しても、過言ではないのではないかと思います。
歌手として初めてのノーベル文学賞受賞とのことですが、
そうでしょう、そうでしょう。
ボブ・ディランが書く伝統を踏襲しつつ未開の道を切り開いていくような詩
それがのる美しいメロディー
にもかかわらず、ぶっきらぼうに歌われるパフォーマンス
そのとき、詩と音がひとかたまりになって向かってくるのを感じる
それを受けとめたときの感動は、
村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を読み終えたときの感動と似ています。
高校一年生。雑誌の特集に掲載されていたボブ・ディランの写真になんとなく惹きつけられて、
当時はCDショップに試聴する機械はなく、
思い切ってアルバムを買って初めてその歌声を聴いたものの
「なんだこのしゃがれ声のおじさんは」
という第一印象でした。
そして次の日、学校の授業中、ふと窓の外を見やったとき
「Like a Rolling Stone」の一節が突然アタマの中に流れ出してきました。
How does it feel?
How does it feel?
しゃがれた歌声が、ギターが、オルガンが、タンバリンが、ドラムが、
そしてハーモニカが、
ひとかたまりになって、ずーっとあたまの中で一日中鳴り響いていました。
さらりと聞き流してしまったら、それからの人生をずっと自分に嘘をついて
生きていかなければいけなくなるような気がして、
何回も何回も、両足を地面にふんばるような気持ちで聴いていたのを
今でも鮮明に覚えています。
今夜はなかなか寝つけそうにありません。
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